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薄さも機能性も、デザインだって妥協しない。「HITOE 短財布2 L-Zip」レビュー【PR】

本日は当ブログ「むぎろぐ」をお読み頂きありがとうございます。
どうも、むぎ(@mugiblog)です。

できることなら、外出するときには手ぶらで出かけたい。作業をするときには手提げのカバンに MacBook を入れていきますが、ちょっとした外出であれば、スマホと財布だけで事足ります。

そんな僕は、財布もシンプルな製品に惹かれます。余計な装飾がないデザインで、使い勝手も良く、色はブラックで。そんなことを考えながらネットで調べていると「SYRINX」というメーカーさんの財布が目に止まりました。

メーカーさんに声をかけるとありがたいことに提供していただき、しばらく使っているとこれがまた素晴らしい製品。せっかくなのでブログでも紹介しておこうかと。

公式サイトをチェックする

厚い革なのに、薄い財布「HITOE 短財布2 L-zip」レビュー

こちらが今回紹介する「HITOE 短財布2 L-zip」。クラウドファウンディングサイト「Makuake」で財布としての国内最高額23,157,200円を達成したシリーズの、とんでもない製品です。

令和元年は「キャッシュレス」という言葉がようやく一般的になった年だと思いますが、この財布はキャッシュ、キャッシュレス両方に対応した文字通り「ちょうどよい」製品。

外観|ミニマルなデザインとヴァケッタレザーの美しさ

まずは化粧箱から紹介。HOTOE は箱からしてシンプルでおしゃれなデザインなので彼氏とか旦那さんへの贈り物にも良さげ。

箱の中身はこんな感じで、必要最小限。この辺りは一般的な財布と同じかな。

外観です。余計な装飾のない、正方形のデザイン。6種類のカラー展開ですが、僕はブラックを選択。

通常、市販の革製品は漉いて加工しやすくしているものですが、この製品は一味違います。というのも、本製品はイタリア・トスカーナ地方に伝わるヴァケッタレザーと呼ばれる革を「元厚(元の厚さ)」のまま使用。

加工は難しくなりますが、丈夫で長く使うことができるし、使っているうちに内部のオイルが表面に染み出して艶が出てくる楽しみを感じることもできます。

「元厚」に対するこだわり

流通する革製品のほとんどは、革を薄く漉いています。 革は漉かないと、へり返しやステッチなどが難しくなります。厚さにばらつきがあり、製品を均一に作ることも難しくなります。薄い革を表裏張り合わせることを上質だと捉えるのが、革業界の常識でもあります。 SYRINXの製品は、できるだけ革は漉かずに元厚(げんあつ)のまま利用しています。何故元厚にこだわるのか? まず、エルバマットの床面は、オイルが染み込み、しっとり実に美しい。革を実際に見れば漉いてしまうのがもったいなくなります。 次に、ヴァケッタレザーの特徴は繊維の奥にまで、タンニンとオイルが浸透していること。使用するに従い、内部のオイルは表面へと出て、次第に艶々の表情に変わります。薄く漉いてしまえば、特徴である油脂分を捨てることになってしまいます。 最後に、植物タンニン鞣の革はクロム鞣に比べると弱いこと。薄く漉かれた植物タンニン鞣の革は、両側から強く引っ張ると破れるほど脆くなります。末長く使用するには厚さは必要です。 しかし、厚さにばらつきのある元厚で、精度が必要な製品をデザインすることは難しい作業です。 要素を削ぎ落とし、単純なものでないと、嵩張って成立しません。要素が少なくなれば、それぞれの要素が複数の意味を持たないと、機能が成立しません。 俳句、華道、茶道、禅など、研ぎ澄まされたミニマルさは、日本人ならでは美意識です。 SYRINXの製品には、日本の美を体現し、削ぎ落とされた無駄のない要素で、豊かな機能を実現します。

引用:「SYRINX」公式サイト

個人的に製品に対してこだわりがあるメーカーさんが好きです。ストーリー性のある製品の方が誰かに語りやすいし、何より愛着を持って使うことができる気がするので。

革だけでなく、引き手となるファスナーにもこだわりが。

ファスナーといえば世界的に有名な日本のメーカー「YKK」。窓やサッシを作っているメーカーとしても有名ですが、本製品のファスナーは YKK に特注したオリジナルのデザイン。

使い勝手はもちろん、ワンポイントとなるようなデザイン性にも優れたファスナーです。

小銭を入れるスペース
もう片方の側面にはカードを収納

製品に対してのこだわりを感じれたところで、機能性が不十分だと意味がありません。

本製品は小銭やお札はもちろん、カードも妥協なく収納できるので、財布として必要な機能は全て備えているので安心。

携帯性|ズボンの後ろポケットに収納しやすい、ちょうど良い大きさ

最も厚い側面でも指一本分くらい
 最も薄い側面(ピントが合ってませんね)

ズボンの後ろポケットに財布を収納している男性は多いはず。僕もまたその 1人ですが、この財布はそういった人にとって丁度良い大きさ。

この財布には「単(ひとえ)構造」と呼ばれる独自の構造を採用しており、カードとコインが重ならない仕様になっています。また、一般的な財布に比べて重なる革が少ないという点からも「少しでも薄くしたい」というこだわりを感じます。

小銭とカードが重ならないデザイン

「元厚」にこだわっているため厚くて丈夫な革のまま、財布自体は薄くなっているということですね。

余談になりますが、「単」といえば「十二単」という言葉が思い浮かびます。平安時代から続く女性の装束のことを指しますが、袿(うちぎ)と呼ばれる衣が重なっているのが特徴。

これが由来になっているのかどうかは不明ですが「衣の重なり」を「革の重なり」に例えているよう。しかもその構造の名前がそのまま財布の名前になっているというのはなんだか素敵だなぁと。

収納力|お札も小銭も、カードだって妥協なく、スマートに収納できる

「革の枚数が少なくなれば、その分収納力も落ちてしまうのでは?」と思ってしまいそうですが、この財布「HITOE」は心配無用。少なくとも一般的な財布に劣らない収納力を備えているからです。

言葉で説明するのがちょっと難しいので、写真で紹介していきますね。

お札は二つ折りで収納。

まずお札の収納から。こんな感じで2つ折りで収納する形になっているため、お札に変な折り目が付きません。視認性が良いのも嬉しいポイントですが、ファスナー部分が邪魔をして若干の取り出しづらさはあるかも。

小銭はお札と同じ側面に。浅いポケットなのですぐに取り出せる

続いて小銭。お札を取り出すときと同じ側面にポケットがあるため、支払い時にスマートに取り出すことができます。浅いので視認性が良く取り出しやすいので「お札ばかりで支払って小銭がパンパン」といったこともなくなりそう。

先ほどお札が取り出しづらいと紹介しましたが、これはファスナー部分の革が内側を向いているため。このおかげで小銭が落ちません(一長一短だけど、この工夫はすごい)。

最後に紹介するのがカードの収納。革が馴染んでいないのと個人的に少ない枚数で支障ないので写真では3枚しか入れていませんが、必要な人はもっと収納できます。

厚い革なのに、薄い財布「HITOE 短財布2 L-zip」を使ってみた感想

しばらく使ってみて、感じたことも紹介しておきます。

普段使っている財布との比較

僕が普段使っているのは「PRESSo」という小さな財布。キャッシュレス時代の財布ということで、極限まで薄く、収納力も必要最小限。

お札だけでなく小銭も収納可能ですが、カードを使うことをメインに考えられた財布なのでお札は折りたたむ必要があるし、小銭も 6枚くらいしか入りません。

僕は 1年ほど前からキャッシュレスで支払いを行うことを意識していて、買い物などの支払い時には Quick Pay や Suica 、デビットカードを使うのでそれほど支障はないのですが、地方に住んでいるため対応していないところもあるので、現金は必須。

そういった状況を考えれば、薄くて収納力のある「HITOE」はかなり便利。今のところメインの財布として「PRESSo」をズボンの前ポケットに常に入れておいて、持ち運ぶカバンの中に「HITOE」を入れておくという使い方をしています。

革が厚く、雑に使っていても安心感がある。革の色艶の変化も楽しみ

薄い革財布は傷つきやすいという難点があります。それもまた味になるのですが、あまりに傷つきやすいと扱うのに抵抗があり、毎日持ち歩くモノなのに、使いづらいというジレンマを抱えてしまうことに。

革の厚さが分かりやすいようにとスマホと比較してみました(写真でも分かりづらいかも)。「HITOE」は厚い革を使っているため丈夫で「少し雑に扱っても大丈夫」という安心感があります。

ブラックを選んだので他のカラーと比べると変化は少ないかもしれませんが、使っているうちに革の変化を楽しめるというのも魅力。しばらく使えば艶が出て光沢感のある仕上げになってくれるはずです。

収納性に優れているだけでなく、キャッシュ、キャッシュレスの支払いどちらにも対応

収納力が優れていることは先ほど紹介したとおりですが、この財布、それだけではありません。

お札や小銭、カードそれぞれを収納するポケットの位置に工夫が凝らされており、ダブルファスナーを採用していることでキャッシュ、キャッシュレスどちらの場面においてもスマートに取り出すことができます。

お札、小銭を取り出すときはこっち側のファスナーを開けばいいだけ。小銭やお札の枚数、種類が一覧できるのは本当に便利(すみません撮影時にお札がありませんでした)。

カードを取り出すときはこっち側。小銭側は閉じたままなのでうっかり落とす心配も不要。使い手のことを考え尽くした製品だなぁと、つくづく感じます。

薄さも機能性も、デザインだって妥協しない。厚い革なのに薄い財布「HITOE 短財布2 L-zip」を紹介してみた

こんな感じで SYRINX さんより提供していただいた「HITOE 短財布2 L-Zip」を紹介してみました。

機能性や収納力、デザインに優れているだけでなく、キャッシュ、キャッシュレス決済両方に最適化された財布でもあるため、よくある「薄くて小さな財布」に踏み切れない人にとっても不満なく使える革財布。

クラウドファウンディングで大人気となったシリーズの製品だということもあり、すべてにおいて妥協のない優れた製品。また、随所にこだわりが感じられる「持っていて満足感のある」財布でもあります。

新製品ではありますが、Amazonではすでに取り扱っているようです。気になった人は覗いてみてくださいね。

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  • この記事を書いた人

むぎ

アラサーのモノ大好きブロガー。 素人なりに写真を撮るのが好きで、カメラはSONYのα6300を使っています。

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