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イトーキ「サリダチェア(YL8)」レビュー。「旅立ち」を意味するオフィスチェア

スペイン語で「旅立ち」を意味するオフィスチェアーー

本日は当ブログ「むぎろぐ」をお読み頂きありがとうございます。
どうも、むぎ(@mugiblog)です。

最近、自宅の作業環境を見直したいと思っておりまして、どうせなら椅子も疲れづらいものにできたらなと。

すこし前まではリビングで使用していた無印良品の1万円くらいの椅子をデスクでも併用していたのですが、1時間と耐えることができずに疲れて腰や肩に痛みを感じるように。

単純に機能性だけを求めるのであればゲーミンチェアも選択肢のひとつとしてはありなのですが、デザイン的に部屋の雰囲気に合わないのでオフィスチェアを検討。

色々と調べて、結果的にこの度購入したのがイトーキの「サリダチェア」でした。

イトーキ「サリダチェア(YL8)」を選んだ理由

「サリダチェア」を選んだ理由
  • 日本のオフィスチェアメーカーで有名なイトーキの製品だから
  • 求めている機能が全て備わっているから
  • 機能の割にコストパフォーマンスに優れた製品だから

詳しくは触れませんが、簡単に本製品を選んだ理由を紹介しておきましょう。

オフィスチェアといえばハーマンミラー社のアーロンチェアやオカムラ製作所のコンテッサなどが有名ですが、どちらも10万円を超える価格がネック。

その点、コストパフォーマンスに優れているのに日本製で信頼の置けるメーカーがイトーキ。もちろん、メーカーやデザインにこだわらなければ安い製品は探せばいくらでもあるのですが、信頼の置けるメーカーでそれなりの機能を備えており、かつこの価格を実現している製品はそれほど多くはありません。

購入時に求めていた機能としては、「ヘッドレストがあること」「肘置き部分の高さ調整が可能なこと」「ランバーサポートがあること」などですが、それらすべてを満たしているのが今回購入したサリダチェア(YL8)。

ちなみに、サリダは

イトーキ「サリダチェア(YL8)」は自分の身体に合わせて色々と調整できる

イトーキ「サリダチェア(YL8)」にできること
  • 座面の高さ調節
  • 座面の奥行き調節
  • 背もたれ部分のリクライニング機能(4段階調整できるロッキング機能)
  • ランバーサポートの高さ
  • アームレストの高さ
  • ヘッドレストの高さと角度調節

ひとことで「サリダチェア」といっても実は 7種類ラインナップがありそれぞれ特徴があるのですが、僕が購入したのは『YL8』という型番の製品。

この製品の特徴を軽く紹介しておくと、身体に合わせて色々と調整できる機能が豊富なところに尽きます。

ラインナップを見ていくと『YL7』『YL8』『YL9』がお値段的にも機能的にもハイスペックなモデルとなっているのですが、ランバーサポートや座面の奥行きが調整できる機能なども備えているのは『YL8』だけ(デザイン的にはハイマンミラー社のセイルチェアに形が似ている『YL9』の方がおしゃれだけど、機能は『YL8』の方が多い)。

個人的に「良い椅子」というのは「良い姿勢」を保つことができるものだと思っているのですが、そのためには座面の高さが調整できたり、肘置きの高さが調整だけでは足りません。

腰をしっかりと支えてくれる形や機能を有している必要があるのですが、やっかいなことに体格は人それぞれ違うものなので、それを実現するためには背もたれが動くリクライニング機能や座面が動く機能も必要となってきます。

メーカーや価格を考慮しなければ他にも選択肢はあるのですが、上記した機能を有していてかつ有名なオフィスチェアメーカーが作っている3万円台で買える製品というのはおそらく本製品くらい。

イトーキ「サリダチェア(YL8)」レビュー。実際に使ってみた感想など

というわけで今回購入したのがこちら。Amazon では耐久性に不安があるという評価もあったのですが「座り心地は10万円を超えるオフィスチェアと同等」だという評価もあるくらいコストパフォーマンスに優れた製品。

デザインはいわゆる「オフィスチェア」といった感じ

まずはデザインからご紹介。いわゆる「オフィスチェア」といった感じの外観ですが、背もたれ部分に背骨のような支柱があってちょっとゴツい。

カラーはグレー、ネイビー、ブラックとおとなしめなラインナップですが、僕は部屋やデスクの雰囲気に合わせやすいブラックを選択しました。

組み立ては手順自体は簡単でしたが、なにせ重たい(20kg以上)ので 家に誰かいる場合には手伝ってもらったほうが良いでしょう(頑張れば一人でも可能)。

背面はメッシュ素材。夏場でも背中が蒸れません。

ちょっと分かりづらいかもしれないけど、椅子の座面
程よい硬さがあり、沈まずに臀部を支えてくれます

座面は布地張りで、適度な硬さがあるので沈みすぎるといったこともありません。

脚部分はブラックで地味な印象。『YL9』だとアルミになるのでデザイン重視の人はそっちの方がおしゃれかも。キャスターはナイロン製(床に傷がつくのを予防することを考えればウレタン製が良かったかも)。

椅子自体が重たいので「動いて姿勢が保持できない」といったことはないので今のところ購入していないけど、床の傷が気になる人や椅子の動きが気になるという人はマットの購入を検討してもいいかもしれませんね。

実際に使ってみた感想。長時間座っていても腰やお尻の痛みを感じづらくなった

作業時はリクライニングせずに、こんな感じで...
休むときはこんな感じでリクライニング。

購入して 1ヶ月弱、毎日のように座って感じた素直な感想がこれ。正直、もっと早く購入しておけばよかった。

僕は慢性的な首の痛みがあるのに加え、姿勢も猫背なので普通の椅子だと 1時間くらい座っていると身体の節々に痛みや凝りを感じて苦痛なのですが、サリダチェアを使うようになってからは長時間の作業でもそれほど苦痛に感じないようになりました。

ランバーサポート。こいつが腰を支えてくれる

普段リビングで食事中に座っているのは無印良品で購入した1万円くらいの椅子なのですが、座面が薄くてすぐにお尻が痛くなるのと、背もたれ部分や椅子自体の高さも身体に合っていなかったのが改めて理解できました。

改めてサリダチェアが身体の負担を軽減してくれている理由を考えてみると、以下のように。

サリダチェアの良いところ
  • 座面がほどよい硬さで、お尻にかかる負担を軽減してくれている
  • リクライニング機能と座面の奥行き調整機能のおかげで、自分の体格に合わせて姿勢を保持してくれる
  • 疲れたらヘッドレストに頭部をもたれて作業できるため、首の負担も軽減できる
  • ランバーサポートが腰をしっかりと支えてくれる
  • 座面の高さを調整することで「地に足をつけて」作業できる
  • キーボードやマウスの操作時に人間工学的にちょうどよい肘の高さを保持できる

要するに調整できる部分が多いことで自分の身体に合った「良い姿勢」を保持できることが最大の理由。僕の場合はランバーサポートや座面の奥行き調整機能があることで「良い姿勢」が保持できているので『YL8』を選んで良かった。

随所に「遊び」があるため耐久性については不安が残る

良いところばかりを紹介するのはレビューとしてどうかと思うので、悪いところというか不安なところもご紹介。Amazon のレビューでもよく見かけるのですが本製品、随所に「遊び」があります。

特に感じるのが「背もたれのリクライニング位置を固定するためのロッキング機能」や「座面の奥行き調整機能」で、座り直したときなどに「ガチッ」とわずかに動くことがあります。

姿勢の保持に影響するほど動くわけではないのでそれほど支障はないのですが、耐久性については若干不安が残ります。まだ使い始めて間もないので、このあたりは長期間使ってみて変化があれば新たに記事を書くか、この記事に追記するかも。

また、もうひとつ気になっているのが座面について。今はほどよい硬さですが、長く使っているとへたってこないか不安です。まぁ座面の耐久性に関しては同じようなオフィスチェアならどれも不安に感じるでしょうし、ある程度の期間なら保証してくれるみたいなのでそれほど神経質にならなくても良いのかもしれません。

イトーキ「サリダチェア(YL8)」についてのまとめ

というわけでイトーキのオフィスチェア「サリダチェア」を購入してみたので 1ヶ月弱の間使ってみた感想を紹介してみました。

個人的には、かなりコストパフォーマンスに優れた製品だと思っていて、今年購入して良かったモノのひとつに入りそうな予感。僕が購入したサリダチェアに限らず、自宅でデスク作業をする機会が多い人は作業効率がかなり上がるのでオフィスチェアの購入を強くおすすめしたいです(副業でもデスク作業ですこしでも収入がある人は経費にできるので実質無料)。

僕は地方に住んでいて試座できる環境にないのでネットの評価などを参考に購入を決めたという感じですが、都会に住んでいて近くにオフィスチェアが視座できる環境がある人はその後に購入を検討してみることをおすすめします。

↓これも一緒に購入すると床の傷予防になっていいかも。

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むぎ

アラサーのモノ大好きブロガー。 素人なりに写真を撮るのが好きで、カメラはSONYのα6300を使っています。

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