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書類もカードも「挟んで」整える。キングジム『SAND IT(サンドイット)』レビュー

デジタル社会だとはいえ、紙ベースの書類すべてをデジタルにすることはできないーー

これまではジャンルごとにクリアファイルにまとめて、ファイルボックスで管理していたのですがこの方法だと「何の書類がどのクリアファイルに入っているか」が一覧できないという課題が。

この課題を解決するために購入したのが『SAND IT(サンドイット)』というドキュメントホルダー。購入してしばらく使っていますが、自分なりにうまく使えている気がするので共有しておこうかと。

キングジムとTENTが生んだプロダクト。『SAND IT(サンドイット)』について

というわけでこの度紹介していくのは文房具メーカー「キングジム」とプロダクトデザインユニット「TENT」のコラボレーションによって生まれたドキュメントホルダー『SAND IT』です。

その名のとおり書類を SANDして(挟んで)整理することができる製品。

キングジム社の大手の文房具メーカーで、先日記事にしたアルコールディスペンサー『tette(テッテ)』も実はこのメーカーのプロダクトだったりします。

TENTは象印とコラボした家電『STAN』やおしゃれなつっぱり棒『DRAW A LINE』といったミニマルデザインのプロダクトが有名(記事を書くまで忘れていました)。

板とゴムで「挟んで」整える。『SAND IT(サンドイット)』の使用感

今回紹介する『SAND IT』はA4サイズの書類を整理できるドキュメントホルダーとカードケース、といった感じでサイズの異なる2種類が展開されています。

ドキュメントホルダーはもともとひとつ持っていたのですが、書類の整理のためにドキュメントホルダーを2つ、カードホルダーを1つ追加で購入してみました。

デザインと機能性のバランスが絶妙

少ない素材で、デザインだけでなくユーザーの扱いやすさまで考えられたプロダクト。こうしたデザイナーの意思を感じられる製品に、心惹かれます。

厚みのある2枚の板と、2枚のインデックス、そして平ゴムという素材たち。安っぽさを感じさせない絶妙なデザインが素敵。

iPhone12 miniとの比較。かなり薄い。

書類が入っていないとこのくらいの厚み。上下の2枚の板で書類を挟む構造になっています。

このスリット部分にゴムをかける

ゴムを外すと、ガバっと開く。実際に書類を入れてみるとわかるのですが、一覧性の高さと取り出しやすさも『SAND IT』の素晴らしいところ。

書類を入れて、ゴムを閉じます。書類の枚数によって厚みが変わる仕組み。そして、ゴムで閉じていることで保持性も確保。ひっくり返しても書類が出てきません。

ドキュメントホルダーの場合、A4サイズの書類は最大約250枚も入るそう。僕は普段使いのバックパックに1つ入れておいて一時的な保管用として、自宅にあるファイルボックスに2つ整理用に使用しています。

クリアファイルがそのまま入る。これは嬉しい...!

自宅では「車の保険の書類」とか「仕事関係の書類」「役所関係の書類」といった感じでジャンルごとにクリアファイルにまとめて、『SAND IT』にまとめて保管しています。

僕はこの「クリアファイルをまとめて整理できる」ところにも魅力を感じています。クリアファイルって書類をまとめるのには向いているのですが、実際に取り出してみないと何の書類が入っているのかわからず一覧性がいまいちだったのですが『SAND IT』を使うことで大まかなジャンルに分けることができるんですよね。

僕はこんな感じで書類を保管しています
一覧性が高く、取り出しも容易になりました...!

グレーや青といった感じで5つのカラーで展開されていて書類の量やジャンルによって整理することができるのも素晴らしく、見た目のすっきりさだけでなく「使う人がパッと見たときにわかりやすい」という利点も。

こうして文章にしてみると、デザインだけでなく使う人の「使いやすさ」や「暮らしになじむ」ことを考え抜かれたプロダクトだと、あらためて感じます。

実はこの『SAND IT』、デザイナーの方が制作する過程で考えていたことが以下のnoteにまとめられています。プロダクトデザイナーという職業の素晴らしさと、モノづくりに対しての情熱を感じられる記事ですので、興味がある方はぜひ読んでみてください。

カードケース

サイズが異なるだけで、使い方は同じカードケースも販売されています。

外出先に持ち歩くのは免許証や保険証、先日紹介した「Kyashのリアルカード」とiPhoneのApple Pay だけで特に不自由を感じていないので、使わないカードを『SAND IT』に入れて車に置いています。

ドキュメントホルダーは「洗練されたステーショナリー」といった感じでビジネス用途なイメージですが、カードケースはサイズ感も相まってかわいい印象。

感じるのは、デザイナーの意思と情熱。『SAND IT(サンドイット)』についてのまとめ

ミニマルデザインのプロダクトには無駄を削ぎ落として洗練されたデザインの影にユーザーの「使いやすさ」を犠牲にしているモノも少なからず存在しているような気がしています。

この『SAND IT』は、デザインだけでなくユーザーの「使いやすさ」に徹底的に向き合って生まれたプロダクト。実際に触ってみると、デザイナーのプロダクトに対しての意思や情熱を感じます。

こうした製品にはとても惹かれるし、使ってみたくなるし、身の回りに置きたくなる。

書類やカードを挟んで収納する『SAND IT』シリーズは、A4サイズのものが1冊約500円、カードサイズのものが約300円と、価格が安いところも嬉しい。

あなたの暮らしにもきっと、なじんでくれるはずです。

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  • この記事を書いた人

むぎ

アラサーのモノ大好きブロガー。 素人なりに写真を撮るのが好きで、カメラはSONYのα6300を使っています。

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