本日は当ブログ「むぎろぐ」をお読み頂きありがとうございます。
どうも、むぎ(@mugiblog)です。
すこし前に『2018年モデル iPad Pro がほしくなったはなし』という記事を書いたものの、価格がネックとなり未だに購入できていません(なぜかスマホは買ってたけど)。
僕がなぜ iPad Pro の購入を検討していたのか。その理由としては「ゴリゴリにクリエイティブな作業をしたい」というよりは「外出先に MacBook Pro ではなくもっと軽い端末を持ち出して作業できると便利だなぁ」というのが正直なところ。
そういった用途を考慮して冷静になって考えてみれば、(価格的にもスペック的にも)無理をして iPad OS を搭載した iPad を買うよりも Surface などの Windows OS を搭載したタブレット PC の購入を検討してみても(ブログ的にも)面白いかもしれないなぁと。
そんなことを考えていた折に、Twitter のタイムライン上に面白い製品が流れてきました。
クラウドファウンディングサイトで支援受付中。CHUWI「UBook Pro」が面白い
こちらがこの度紹介する12.3インチのハイエンドなタブレットPC「UBook Pro」。中国深センにある CHUWI というブランドが Indiegogo というクラウドファウンディングサイトで支援を募り、現時点で500台近く売れている製品です。
中華メーカーに抵抗があるという人もいるかもしれませんが、モバイルバッテリーなどの充電器関連の製品で有名なあの Anker も中華メーカーですし、元々 Apple で働いていた人たちが起こした企業が多いのも実は深セン(このブログでよく紹介している RAVPower の創業者も実は Apple 出身だったりする)。きちんとしたメーカーを選べば日本のメーカーよりも良い製品が多いのは事実。
iPad と違って Windows のフル OS を搭載しているタブレットPC として思い浮かぶのは Microsoft の Surface Goですが、スペック的には勝るとも劣らないのがこの製品。
気になるところはあるものの、このスペックで約5万円と安く購入できてしまう点は魅力的なのでこの度紹介することにしました。
CHUWI「UBook Pro」のデザインやスペックをチェック
デザイン
まずはデザインから紹介しておきましょう。見た目としては Surface に似ていて、背面のスタンドで本体を起こして、キーボードは脱着可能なため必要なときに装着すればよいという感じ。
iPad や Surface Proと比較するとベゼルが太くやや野暮ったいと感じもありますが、タブレット部分だけを見ると Surface Go っぽいなぁと。
ディスプレイサイズは12.3インチで、アスペクト比は 16:9(Surface は3:2 )。画像を見るとタブレットとして使用するときに若干縦長になる印象を受けますが、こちらのサイズの方が実は一般的だったりします。
スペック
Core m3 モデル | Celeron N4100 | |
重量 | 780g | 780g |
サイズ | 292.2 x 207.9 x 9.9 mm | 292.2 x 207.9 x 9.9 mm |
ディスプレイ | 12.3インチ(1,920 x 1,280) | 12.3インチ(1,920 x 1,280) |
グラフィックス | Intel UHD Graphics 615 | Intel UHD Graphics 600 |
カメラ(フロント/リア) | 5/2 MP | 5/2 MP |
OS | Windows 10 | Windows 10 |
CPU | Core m3-8100Y | Celeron N4100 |
RAM | 8GB LPDDR3 | 8GB LPDDR4 |
ストレージ | 256GB SATA SSD | 256GB SATA SSD |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 | Bluetooth 5.0 |
ポート | USB Type-C、USB Type-A、3.5mmイヤホンジャック、microSD、HDMI、DC | USB Type-C、USB Type-A、3.5mmイヤホンジャック、microSD、HDMI、DC |
UBook Pro には CPU が Intel の Core m3 モデルと Celeron モデル(廉価版)が存在するのですが、ちょっとしたブラウジング程度であれば廉価版でも良いかもしれませんが、僕のように「Chrome で常時複数のタブを開いてブログの執筆をしつつ、Lightroom を開いて画像の編集をする」といった用途になると Core m3 モデルを選んだ方が良さそうです。
僕が気になったのが、細かいところでなぜか廉価版の方がスペック的に勝っているところ。Bluetooth のバージョンは現在 5.0 が一般的で Celeron モデルには当然のように搭載されているのですが、なぜか Core m3 モデルは 4.2 。通信速度や通信範囲に影響してくるところなので、ここは妥協してほしくなかったというのが正直な感想です(今調べてみると Surface Go は 4.0 で衝撃を受けた)。
RAM やストレージは Surface Pro と比較しても申し分なく、ディスプレイの解像度も Surface Go と Pro の中間あたりで不満はなさそう。重量はキーボンドの重さが分からないのですが、本体だけで比較すると Surface Go よりも重く(522g)、Surface Pro とほぼ同じ(770g)。
ポート類はかなり充実していて、USB-C での入出力に対応している点は個人的にかなり嬉しい。持ち運び用途で考えるなら充電器もコンパクトにできた方が良いに決まっていますから。
indiegogo の商品紹介ページを見ると Surface Pro がライバルっぽい感じで比較されていますが、こうして比較してみると Surface Go と Pro の中間にあたる位置づけかなぁという感じがします。
欲を言えば実機を触ってレビューしてみたいところですが、今回は借りることもできなかったので残念です(依頼はしてみた)。
CHUWI「UBook Pro」の魅力はやはり価格。5万円以下で購入できるのは魅力的
この製品の最大の魅力は価格でしょう。今なら最大22% OFF で購入することができるため、Core m3 モデルのフルセット版(本体に加えてペンとキーボード付き)が54,399円。
Surface Go の 一番安いモデルでも新品だと本体だけで 6万円を超えてくるので、この価格はめちゃくちゃ安いと言ってよいでしょう。
「UBook Pro」か「Surface Go(中古)」か
ここでスペックを詳細に比較するのは避けますが、やはり気になるのは Surface Go 。10インチでキーボードを含めても800gを切る重量はかなり魅力的だし、 UBook Pro のように 12.3 インチとなると「もう MacBook Pro でいいじゃん」となりそうな気もします。
さらに、 UBook Pro には LTEモデルが存在しないという点もネック。Surface Go には LTEモデルが存在し、外出先で使うなら LTEモデルの方が圧倒的に便利なのは間違いないはず。
スマホやタブレットの中古製品を販売している「イオシス」でチェックしてみると Surface Go の LTEモデルは本体のみで状態の良いものが7万円弱という価格なので、機動性を考えるとこっちを選んだ方が幸せになりそうな気がしてきます(とはいえキーボードやアクセサリーを購入すると別途1万5千円くらいはかかる)。
LTEモデルを妥協して WiFiモデルを選択すると中古だと6万円ほどでキーボードまで揃えることができるのですが、UBook Pro だと5万円ほどでキーボード、タッチペンまで揃ってしまいます。これはちょっと安すぎじゃないかな。
CHUWI「UBook Pro」取り敢えず支援は見送るけれど、実機は試したい
こんな感じでクラウドファウンディングサイト「indiegogo」で支援受付中の 2in1タブレットPC 「UBook Pro」を紹介してみました。現在進行系で支援受付中で、今なら22%OFFで購入することができます。
僕は他の選択肢も含めてもうしばらく悩む予定です。できれば実機を触ってみて決めたいところですが、難しそうなので仕方がありません。
日本語で読めるページも用意されているので、気になる人はチェックしてみましょう。